〜味覚のサマーディ〜
きっかけは90近い叔父さんとホームセンターに行った帰りだった
蕎麦屋に向かったが蕎麦屋が道路拡張で閉店だった。
トンカツが食べたいというので豚カツ屋へ向かった。
テーブルに並んだ豚カツを前に僕はこの豚カツの物語を思った。
昔僕が生まれる前今僕が住んでる庭には豚がいた。
大きくなったら売ってたそうだ。
僕は豚に感謝して豚カツを食べた。
今まで以上に味覚を満たしてくれる感覚がそこにはあった。
美味しさの追求には尽きることがない。安くて美味しい食材も
たくさんある。
でも もっと贅沢な食事は 食材の命に感謝していただくことだと
改めて思った。食材の生産者に想いに馳せることも贅沢な食事だと思った。
味覚の秋で 最も 贅沢な食事は 命をいただくことに
想いを馳せることだと思った。
Eimei